ソフトバンク松田宣浩内野手(27)は、内川流で打撃強化を図る。6日、ティー打撃中に立花打撃コーチの指示を向け、内川のフリー打撃を見学。新加入したヒットマンの打撃を取り入れていく考えを語った。

 「同じ右打者だし、参考にしろと(コーチに)言われた。体の軸をしっかりすることと、前で球をとらえることですかね」

 今季はレギュラー争いが激しさを増しているだけに、内川が三塁にまわればライバルとなる。定位置を死守するために、ライバルからも技術を盗み、それを自分流に改良していく。この日は居残りでロングティーを敢行。構える時にバットを肩にかつぐスタイルに戻し、バットを振り込んだ。今キャンプでは、フリー打撃でも、打席での立ち位置を捕手寄りに変更している。

 「確実性を求めていきたいんで。確実性が上がれば本塁打も自然と増えると思う」

 未完の大砲が、今季こそ才能をフルに発揮する。

 [2011年2月7日10時30分

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