230キロが打てればレギュラーもとれる!?
ソフトバンク松田宣浩内野手(27)が9日、コンタクトレンズの着用計画を明らかにした。視力は裸眼で1・0ありプレーに支障はないが、打力アップにレンズの力を借りる考え。オフには最速230キロが出るスーパー打撃マシンで鍛え、動体視力向上の必要性を感じた。
見え過ぎちゃって、ボールが止まって見えるかもしれない。ボールが止まって見えれば打ちまくれるはずだ。打ちまくれば、激しすぎるレギュラー争いも絶対勝ち抜ける!
松田がレギュラー死守への秘策を用意した。
「今季から着けようと思っています。ボールを見やすくするためにと思って。眼科と相談して決めているところです」。
裸眼でも1・0の視力を持つ男が、コンタクトレンズの着用を決めた。狙いはただ1つ。打力アップだ。
113試合に出場した昨季は19本塁打を放ったが、四球が14しかなく、90三振を喫した。大型補強でただでさえレギュラー争いが激化した。選球眼をアップさせ、確実性を高めることが求められる。
福岡ヤフードームは選手らから「屋外球場に比べて暗くて見にくいことがある」という声もあがる。必要以上?
に「視力」をアップさせてボールを見極めるつもりだ。
「初球から思い切り振っていく積極性は失いたくないけど、もっと確実性を上げないといけない」。
選球眼を磨くため、オフには日本最速とされる230キロの打撃マシンで動体視力のトレーニングを行った。昨秋のキャンプでも動体視力を高める狙いで速読トレーニングを行った。今までにないほど「目」の大切さを痛感している。
「イチローさんにしてもそうですけど、いい打者は動体視力がいい。バットを振り込んでこそですが、目も鍛えないと」。
動体視力のトレーニングに時間を割き、レンズの力を借りてまで視力をアップさせるのは、激しいレギュラー争いを勝ち抜くためだ。3年目の08年に三塁のレギュラーに定着。だが内川、カブレラらが新加入した今季、レギュラーの保証はどこにもない。外野挑戦も明言しているが、どちらにしろ競争を勝ち抜くには打ちまくるしかないことはわかっている。
「まずは確実性。確実性が上がりさせすれば、本塁打も自然に増える」。
今キャンプからバットを肩に担ぐ構えに変更したのも、ミート力アップが狙いだ。解像度を増した?
松田の目には、ダルビッシュの速球も佑ちゃんのスライダーもきっと止まって見えるはず!?【倉成孝史】
[2011年2月10日11時14分
紙面から]ソーシャルブックマーク