ソフトバンクのドラフト2位・柳田悠岐外野手(22=広島経大)は1軍残留への新ノルマを課せられた。守備での打球判断の遅さを大石ヘッドコーチ、井出外野守備走塁コーチから指摘された。

 16日の紅白戦に6番中堅で先発した。2回無死一塁で田上の打球に、すぐに反応できなかった。中前安打を許し、無死一、二塁とチャンスを広げられ、その後の失点にもつながった。

 「あれはしっかり判断して動きだせば捕れるだろうと言われた。そういうことをクリアしていかないと1軍には残れないと。まだ課題はある。しっかりやっていかないといけない」。

 15日の紅白戦で2安打1盗塁と結果を出し中堅レギュラーの座を大きくアピールした。50メートル5秒9の俊足で守備範囲は広い。激しい競争に勝つには、打球判断を磨くしかない。

 打っては3打席で2四球1三振。8回は先頭打者で四球を選び、エンドランのサインを忠実に実行。投ゴロで高橋秀が二塁へ送球したがセーフとなる走塁センスが光った。それでも柳田は「走塁より打球判断」と言い聞かせていた。

 [2011年2月17日10時42分

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