<広島2-1中日>◇20日◇マツダスタジアム

 プロ入り8年目の広島白浜裕太捕手(25)のプロ初安打が、劇的なサヨナラ打となった。同点の9回2死二塁。中日6番手チェンの2球目の内角低め146キロを左中間に運んだ。「打った瞬間は『よっしゃぁ』しかないです」と喜んだ。地元広陵高から03年ドラフト1位で入団も、1軍昇格は今季が初めての遅咲き。「ファンの方や周りの人に支えられている。初心を大切にしたい」と感慨深げ。記念球は大阪・堺市の両親にプレゼントする。

 ▼プロ通算6打数0安打だった白浜がサヨナラ安打。プロ初安打が「サヨナラ」は、プロ初打席でサヨナラ本塁打を放った08年6月6日加治前(巨人)以来。広島では94年4月14日仁平がヤクルト戦で記録して以来、17年ぶり。