嘉弥真(かやま)だよ、全員集合!

 開幕1軍を狙うソフトバンクのドラフト5位嘉弥真新也投手(22=JX-ENEOS)が17日、オープン戦に故郷沖縄・石垣島の親戚を招待する計画を明かした。嘉弥真の姓を持つ親族が130人。その中にいとこが65人もいる。25日広島戦(都城)から始まるオープン戦に約100人を招待する可能性がある。

 「オープン戦に呼びたいですね。自分は中継ぎなので、公式戦だと登板日がはっきりしない。登板すると分かった日があれば、呼びたい」

 親戚一同で「嘉弥真Tシャツ」を作製。黒地に胸の部分に「嘉弥真」と蛍光色の緑の刺しゅうをして、その真下に「family」とデザインしたものという。親族の絆を表すオリジナルTシャツを着て親族が応援する予定という。

 「正月に親族で集まった時に嘉弥真Tシャツをつくって、みんながそれを着て応援してくれると言ってくれた。そのためには1軍に残らないといけない」。

 ナックルカーブに近い独特の落ち方をする「嘉弥真ボール」を武器に中継ぎの一角を狙う即戦力左腕。16日の紅白戦では1イニングを無安打に抑え、アピールに成功した。スタジアムを「嘉弥真一色」に染め、1軍生き残りへの力とする。【奈島宏樹】

 ◆嘉弥真の家族

 沖縄・石垣島出身の父末広さん(49)は12人兄弟。約200人の親類がいるという。昨年12月2日、父方の祖母イカビさんの98歳誕生日を親戚一同でお祝いをした際は父方のいとこ65人が集まったという。