<オープン戦:広島1-3ソフトバンク>◇25日◇都城

 ソフトバンク3年目の川原弘之投手(20)が、ほろ苦の危険球退場だ。オープン戦の開幕投手に指名されたが、広島先頭の東出への3ボールからの4球目が、ヘルメットを直撃。球審に退場を宣告された。3イニングの予定だったが、わずか4球で降板。「切り替えるしかないです。次、チャンスがあるとすればそれに向けて」と、涙目で言葉をしぼりだした。

 今キャンプの成長株。16日の紅白戦で154キロをマークし、先発ローテーション入りを猛アピールしていた。この日はわずか4球だったからか最速は142キロ止まりで、力を出し切れなかったことが悔しい。高山投手コーチは、早いうちに雪辱機会を与えるかという問いに「そうだね。今から(登板試合を)考える」と明言した。次回登板に、悔しさをぶつける。