中日浅尾拓也投手(28)が“知多ファイブ”の結成を歓迎した。ドラフト1位の慶大・福谷浩司投手(21)の加入で、愛知・知多市出身のプロは自身と山崎、巨人小山、阪神伊藤トレーニングコーチの5人に増えた。「知多市のすごいところは(8万6000人の人口から)プロを5人も輩出したこと。福谷は僕も応援しているし、すごく刺激になりますね」。敵味方の垣根を越えた“知多ファイブ”の存在は大きな励みだ。この日、同じ知多半島にある知多郡阿久比町の阿久比球場で田島や田中、岩崎恭と野球教室に参加。「僕も小学校の時の野球教室で、山崎さんに教えてもらったことは忘れもしない思い出です。知多から1人でも多くのプロ野球選手が生まれてほしい」と子どもたちを熱心に指導していた。

 ◆知多ファイブ

 プロ5人のうち、阪神伊藤トレーニングコーチ、中日山崎、浅尾、巨人小山の4人が、知多市立八幡(やはた)中の出身。福谷は知多市立東部中の出身。5人が互いに実家の場所を知るほどのご近所さん。昨季リーグMVPの浅尾は同市の市民栄誉賞第1号となった。