ソフトバンクのドラフト1位東浜巨投手(22=亜大)が今日11日、初めてシート打撃に登板する。実戦形式での登板を前に、10日のブルペンでは77球を投球。初のセットポジション、初のクイックを披露した。

 セットポジションでは、振りかぶった時よりも頭と体のブレが少なく、回転の良い球を投げた。東浜は「セットで1球投げてみてわかりました。(体の上下の)タイミングが合ってましたね」と笑顔を見せた。

 クイックでも首脳陣をうならせた。右打席に立った高山投手コーチが、投げ始めからミットに納まるまでの時間を計測。1秒15から1秒18を記録した。一般的に1秒2以内が速いと言われる。永山スカウト部長は「東都(大学リーグ)で鍛えられている。速くなければ(リーグ通算)35勝なんてできないですよ」。即戦力ルーキーが実戦能力の高さを見せ始めた。