ソフトバンク4年目の塚田正義内野手(25)がキャンプA組(1軍)スタートの可能性が出てきた。16日、西戸崎合宿所での自主トレを視察した大道1軍打撃コーチが今季期待の新戦力として期待を寄せた。「塚田と牧原。まずはこの2人ですね。キャンプ初日からフリー打撃でガンガン打ってアピールしてほしい」と昨季まで2軍で2年間指導した教え子を挙げた。

 昨季、ウエスタン・リーグ打点王の塚田とはプエルトリコのウインターリーグにも一緒に参加。「2軍で引っ張り専門だったが、向こうでは外に広いストライクゾーンに対応して、逆方向へ打てるようになった。打撃の幅も広がった」と成長を生で見てきた。

 「キャンプのメンバーは監督が決めるもの」と選考はこれからだが、塚田がA組に入れば、お試しの意味が濃かった新人時代の12年以来。今回は実力を認められての抜てきとなる。ウエスタン・リーグ首位打者の牧原大成内野手(22)はA組なら3年連続となる。