2度目は逆に…。

侍ジャパンが「シフト」で、メキシコの4番テレス(ブルワーズ)に裏を付かれ、左前打とされた。

4回2死。第1打席と同じように、引っ張り専門の大砲に対し、極端な右寄りの守備シフトを展開。三塁村上が遊撃の位置へ移動。遊撃源田は二塁ベースの右斜め後ろへ移り、二塁山田は一、二塁間の右翼前の芝生部分で待ち構えた。

しかし、昨季35発のテレスは佐々木の外角高め163キロを軽打し、逆らわずに逆方向へ運んだ。打球は三塁手の定位置付近へのゴロだったが、シフトが裏目に出てしまい、無人の三塁ベース横を抜けた。会場にウエーブが起こった後、異様な雰囲気になった直後のことだった。

結果的には痛かった。さらに連打で2死一、二塁とされ、L・ウリアスに左中間へ先制3ランを献上する形につながってしまった。

2回先頭の第1打席は、シフトが的中していた。中前へ抜けそうな当たりを打たれたが、打球は源田の正面へ。遊ゴロで打ち取っていた。2度目は突破されてしまった。

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