侍ジャパンの佐々木朗希投手(21=ロッテ)が今大会自己最速タイの101・9マイル(約164キロ)をマークも、不運な打球でピンチを広げ、直後の先制3ラン被弾の伏線になった。

4回2死一塁、5番パレデスをカウント1-2と追い込んだが、粘られて7球目。101・9マイルの内角高め直球で詰まらせたが、打球は三塁村上の後方にポトリと落ちた。そして6番L・ウリアスにカウント1ストライクから、90・8マイル(約146キロ)のフォークがど真ん中に入り、先制3ランを左翼席に運ばれた。

佐々木は初回、先頭アロザレーナを空振り三振に仕留めた1球が、101・8マイル(約163・8キロ)をマーク。4回に、さらに0・1マイル(約0・16キロ)上回った。11日の1次ラウンド・チェコ戦でも、MLBの測定システムで101・9マイルを2球計測した。そのうちの1球は、初回に二塁打にされた。

佐々木は4回を投げ終えて降板。5安打3失点無四球3奪三振だった。5回から2番手で山本由伸投手(24=オリックス)がマウンドに上がった。

【WBC準決勝 日本-メキシコ戦ライブ速報】はこちら>>