宇良(左)は居反りで旭秀鵬を破る(撮影・小沢裕)
宇良(左)は居反りで旭秀鵬を破る(撮影・小沢裕)

大相撲11月場所5日目、十両の宇良が大技の「居反り」を決めた。この時、日刊スポーツのカメラマン3人が決定的瞬間を撮影した。3人はそれぞれの角度からシャッターを押し、三者三様の感想を口にした。

2階席の向正面東寄りで取材していた小沢裕カメラマンは「宇良関ならいつかやってくる。いつ何をやってもおかしくないと思って、カメラを構えていました。写真を見ると、(顔が)上を向いているところは撮れていました。でも位置的に、おいしいところは菅カメラマンに持って行かれたと思いました」と振り返る。

その菅カメラマンは、2階席正面西側にいた。米国在住歴が長い同カメラマンは「すごい技。一瞬、WWEのプロレスのようだと思いました。相撲って、こんな技が出るんやなと思って、面白かった。データを見ると、肩の入り方、上がり方などお相撲さんはこんなに柔らかいんだなと」と感心した様子。13日付紙面では、菅カメラマンの連続写真が相撲面のメインを飾った。

もう1人、河田真司カメラマンは2階席の東にいた。「以前、聡ノ富士が(序二段で居反りを)やった時も撮影していましたので、『あっ、やったな』と思いながら、割と冷静に撮れました。僕が唯一、居反りを決めた2人を見ています。腰の角度がとにかくすごい。真横からの撮影だったので、腰が反っている様子を表現できればと思いました。想像しえない技なので、どうやって力を入れているんだろうと。写真を見て感動しました」。

河田カメラマンの位置は、従来なら陣取らない席でもある。新型コロナウイルスの影響により無観客で実施した春場所以降、砂かぶりの席で撮影できるカメラマンは1人だけ。各社が交代で座るため、砂かぶりには数日に1度しか入れない。その代わりに新たな割り当てとなった位置が、電光掲示板のほぼ真上となるこのカメラマン席だ。

3人が撮影した宇良の居反りは、以下からご覧ください。【佐々木一郎】(ニッカンスポーツ・コム/バトルコラム「大相撲裏話」)

27年ぶり珍手!宇良が鮮やか居反り/写真リプレー

旭秀鵬(左)を居反りで破る宇良(撮影・菅敏)
旭秀鵬(左)を居反りで破る宇良(撮影・菅敏)
旭秀鵬(手前)を居反りで破る宇良(撮影・河田真司)
旭秀鵬(手前)を居反りで破る宇良(撮影・河田真司)