ＲＩＺＩＮは２６日、都内のホテルで会見を開き、１２月３１日にさいたまスーパーアリーナで開催のＲＩＺＩＮ無差別級トーナメント大会で、女子最強といわれるギャビ・ガルシア（３１＝ブラジル）とミスター女子プロレス、神取忍（５２）が対戦すると発表した。

　今年の夏ごろに神取がガルシアとの対戦に興味を持っていると聞いた榊原信行実行委員長が、９月のＲＩＺＩＮ大会に神取を招待。ガルシアの試合後に「やります。勝てる感じがしました。ギャビとなら勝てるんで、やらせてほしい」と神取の直訴を受け、正式決定したという。

　会見に出席した神取は「自分も柔道、プロレスを背負って戦ってきて、目の前に強いヤツがいたら、とにかく倒すという気持ちでやってきた。最強と言われるギャビの相手に手を上げる人が誰もいなかったから、私が手を上げた。試合でギャビの心を折ってみたい」と決意を話した。一方、ガルシアは「なぜ、神取さんが私のチャレンジャーになるのか分からない。他に私と戦う資格がある選手はたくさんいる。彼女の自信がどこから来るのか分かりませんし、ジョークなのかと思っている。私は人の顔を殴るために生まれてきた。試合当日、私がどんな人間なのか思い知ることになる」と自信をのぞかせた。榊原実行委員長は「神取さんは、我が国の総合格闘技の草分け的存在。彼女のチャレンジ精神で、驚天動地のカードが実現した。日本の女子の総合格闘技界に、新たな１ページが開かれる」と期待を寄せた。