王者井上岳志(27=ワールド)が8回TKOで初防衛に成功した。

 同級1位長浜陸(25=白井・具志堅)の挑戦を受け、初回から強打で先手を取った。5回の公開採点でも1人がフルマークとリード。8回にセコンドがゴーサインを出し、パンチをまとめてロープに追い込むとレフェリーストップ。8回1分52秒TKOとなった。

 4月にタイトル初挑戦で王座を獲得した井上は「相手はタフだったが、落ち着いていけて、相手をよく見ることができた。練習の成果」と満足しながらも「ジャブが少なかった」と反省も忘れなかった。斎田会長は「60点だが成長している。東洋太平洋やWBOアジア・パシフィックと、どんどん上に挑戦させていきたい」。チャンピオンカーニバルのV2戦前に、積極的に2冠目を狙っていくプランだ。