8月の世界ボクシング評議会(WBC)バンタム級タイトルマッチで山中慎介(帝拳)を破って新王者となったルイス・ネリ(メキシコ)がドーピング検査で陽性反応を示した問題で、WBCはネリに意図的摂取の証拠がないとして、山中との即時再戦を交渉するよう命じる裁定を下したと、10月31日付で発表した。

 35歳の山中は再戦による雪辱の機会が設けられ、保留している進退が注目される。