ボクシングの日本ユース・ライト級タイトルマッチ8回戦の開催が、11日に都内で発表された。来年2月26日に東京・後楽園ホールで、2度目の防衛戦となる王者富岡樹(20=REBOOT)が湯場海樹(19=都城レオ)の挑戦を受ける。

 富岡はアマ経験者で昨年12月にデビューし、今年8月に初代王者となり、11月に初防衛に成功している。5戦5勝(1KO)でスパーフェザー級では日本ランク5位につけているホープ。湯場はライト、スーパーライト、ウエルター、ミドル、スーパーウエルター級と国内最多の5階級制覇王者湯場忠志氏(40)の長男。日章学園から今年プロ転向し、2月デビューから3戦3勝(2KO)している。

 会見した富岡は「湯場は弱い外国人としかやってない。下の名前も知らないし、試合を見たこともない。圧倒して盛り上がらない試合になる」と、湯場をまったく相手にしていない。1年で順調に日本ランク入りし、来年の日本タイトル挑戦への踏み台にするつもりだ。一方の湯場は富岡のV1戦時に挑戦状を出し、初のタイトル挑戦となる。現在は単身でタイ・バンコクに渡り、スパーリング合宿を張っている。