ボクシングのチャンピオンカーニバルの日程が12日に都内で発表され、2月3日に後楽園ホールで初防衛戦に臨む日本スーパーフェザー級王者末吉大(まさる、27=帝拳)が意気込みを語った。

 今年も1月20日から5月7日まで13階級で日本王座戦が実施される毎年恒例のイベントだが、この日の会見では対戦相手の同級1位大里拳(23=大鵬)が欠席。「そのせいか少し緊張感に欠けました」と振り返ったが、マイクを握った決意表明では「リングの外でべらべらしゃべるのはあまり好きじゃないので、リング上で見せようと思います」と短く決意を述べた。

 帝拳ジムでは前同級王者の尾川堅一が、昨年12月に米ラスベガスで行われたIBF同級王座決定戦に勝利して世界王者になったばかり。普段から食事などもともにする先輩の快挙に、「すごく刺激になった」と視線も自然と上を向く。名門ジム期待のホープだけに、V1戦でつまずいていられない。「しっかり勝って、いつチャンスが来ての良いようにしていきたい」と語気を強めた。