3月11日のPPV大会「ファストレーン」で予定されていたWWEヘビー級王座戦は3WAYから5WAYマッチに変更となった。

 既に挑戦権を持っていたケビン・オーエンズ(33)とサミ・ゼイン(33)による暴走が原因で、同級王者AJスタイルズ(40)にとって過酷な防衛戦となってしまった。

 当初はWWE王座挑戦権をかけたバロン・コービン(33)-ドルフ・ジグラー(37)のシングル戦が組まれていた。ところが試合前、オーエンズとゼインがコービンとジグラーを邪魔するように襲撃。はぐれコンビの身勝手な行動を受け、シェイン・マクマホン・コミッショナーによってオーエンズ-コービン、ゼイン-ジグラーのシングル戦が組まれ、かつ勝者が王座戦挑戦権を得られるという裁定が下された。

 オーエンズはコービンの必殺技エンド・オブ・デイズを食らって敗退。ゼインもジグラーのスーパーキックを浴びて敗れたため、来月11日の王座戦は王者AJスタイルズがオーエンズ、ゼイン、コービン、ジグラーを迎え撃つ5WAYマッチに決まった。4月8日のレッスルマニア34大会(米ニューオーリンズ)で、18年ロイヤルランブル優勝者中邑真輔(37)が挑戦する王者はAJスタイルズ以外のレスラーに代わってしまうのか注目される。