「ロックスター」中邑真輔(38)が運命とも言えるWWE王者との対戦を大歓迎した。

 最大の祭典レッスルマニア34大会(4月8日、米ニューオーリンズ)でWWEヘビー級王者AJスタイルズ(40)に挑戦するカードが正式に決まると、自らのツイッターを更新し「オレたちの運命を信じていた。これで正式決定。レッスルマニアのメインイベントでAJスタイルズ対中邑真輔のWWE選手権だ」とつづった。

 この日は「最終関門」となる元US王者ルセフ(32)とのシングル戦だった。「ナーカームーラ! ルセフデイ!」と両者の大コールがわき起こる中、白熱の攻防を展開。中邑がスピンキックからのキンシャサを狙うと、ルセフのカウンタースーパーキックを顔面に浴びた。何とかフォールをカウント2・5で回避すると、相手後頭部にヒザをたたきこんで形勢逆転。とどめのキンシャサを浴びせ、確実に3カウントを奪った。メインで王座防衛に成功したAJスタイルズとの王座戦は、新日本プロレス時代の16年1月4日、東京ドーム大会でのIWGPインターコンチネンタル王座戦以来、約2年ぶり。多彩なキック技を駆使して元US王者を撃破し、最大の祭典に向けて弾みをつけた。