K-1第4代スーパー・フェザー級トーナメントに出場する武尊(26)が20日、都内で会見し、K-1史上初の3階級制覇を改めて誓った。

 さいたまスーパーアリーナ・メインアリーナで21日に行われる「K-1 WGP 2018 ケーズフェスタ・1」(日刊スポーツ新聞社後援)で、フェザー級王座を返上して、同トーナメントに挑む武尊。1回戦の対戦相手はスタウロス・エグザコスティディス(30=ギリシャ)で、昨年9月、同級前王者の大雅(21)に1回KO勝ちしている。世界屈指のハードパンチャーで、激闘が予想される。

 会見前の公開計量をリミットの60キロでパスした武尊は「人生をかけて体作りと練習をやってきた。明日のトーナメントで格闘家人生が終わってもいい。骨が折れようが絶対に勝つ」と気合を入れた。そして、「トーナメントは実力通りにいかない。まずはスタウロス選手をマークしたい」と1回戦に照準を合わせた。

 対するスタウロスは59・9キロでパス。「武尊選手が私を指名してくれたので、それに応えなければならない」と真っ向勝負を約束した。

 武尊は当初、大雅の持つ同級タイトルに挑戦する予定だったが、K-1実行委と大雅所属ジムとの契約問題から大雅の王座が剥奪されたため、対戦相手と試合内容が変更となった。