IGFが運営する中国プロレス東方英雄伝の日本第2弾が行われた。

 昨年11月16日に同地で旗揚げ。その後、中国に渡り深セン、珠海で6大会を開催し、再び日本へ戻っての興行となった。会場に詰めかけた観衆の約8割が中国人。メインでは、奥田啓介、定アキラと、常剣鋒、林棟軒の中国人コンビが対戦。謎の道着を着た白覆面を連れ、非道な反則攻撃で常、林を痛めつけた。しかし、最後は林が定から3カウントを奪い逆転勝ちすると、会場は大歓声に包まれた。サイモン猪木CEOは「中国では昭和の日本のプロレスのような盛り上がりがあった。力道山時代の話は聞いたことがあるが、あんなにすごい盛り上がりは見たことがなかった。中国のプロレスが始まっている。中国人のレスラーの質が上がれば、もっともっと人気がでる」と手応えを口にした。中国の会場は1000~2000人程度の収容だが、中国でビジネスチャンスをうかがう日本企業がスポンサーについているという。「日本には年間735万人の中国人観光客が来日していると言うし、日本で開催して中国人観光客を呼び込むという方法もある」とサイモン猪木CEOは話していた。