「ロックスター」中邑真輔(38)が2週連続で元US王者ルセフ(32)をキンシャサ葬で沈めた。

 リングサイドで、最大の祭典レッスルマニア34大会(4月8日、米ニューオーリンズ)で挑戦する王者AJスタイルズ(40)が見守る中、余裕を示すように「カモーン」ポーズで相手を挑発。コーナーに乗せたルセフにヒザをねじ込んでキンシャサを狙うが、ハイキックを浴びた。ダメージが残る状況でも、襲いかかるルセフの動きを冷静に判断。飛びつき式の腕ひしぎ逆十字固めを決めた。1度はルセフにパワーでフォールに持ち込まれるものの、さらに巧みに丸め込んで3カウントを奪った。前週12日に続き、テレビマッチでルセフに勝利した。

 試合終了後、ルセフと敵セコンドのエイデン・イングリッシュ(30)に襲われたが、救出しようと立ち上がったAJスタイルズを横目に、ハイキック、スピンキックで2人を蹴散らし「ドヤ顔」の余裕の笑みを浮かべた。

 バックステージに戻ると、中邑はAJスタイルズに向けて「助けは必要なかったよ。レッスルマニアではお前の顔面にヒザをたたき込んで倒す」とキンシャサ勝利を宣言した。