16年7月からスマックダウンGMを務めてきた元WWE世界ヘビー級王者ダニエル・ブライアン(35)がリング復帰すると電撃発表した。相次ぐ脳振とうによるダメージが深刻な状況にあると診断され、16年2月に現役引退し、GMを務めてきたブライアンは、オープニングに登場。

 「2年前の引退は自分の人生で一番つらい出来事だった。リングに復帰したいのにできなくて落ち込んだ時期に私の妻が『諦めるな。夢のために戦え』と励ましくれた。復帰は不可能に思えたが、ついに許可を出してくれる医者に出会うことができた。サポートしてくれた妻ブリー・ベラ、医師、WWE、ファンに感謝を伝えたい」と口にした。

 まだ復帰時期が決まっていないことを伝えると、ファンからは会場のサインを指さして「レッスルマニア」チャントが発生。「レッスルマニアでの復帰はいいアイデアだと思うかい?どうなるかわからないけど、俺はWWEのリングに復帰するぞ!」と力強くカムバックを宣言。するとファンから「YESチャント」の声援も送られた。

 ブライアンは16年2月、自身のツイッターや番組で医療上の理由により引退することを発表。同年7月にはスマックダウンGMに就任する一方で、現役復帰を目指していた。過去に新日本プロレスのロサンゼルス道場で一緒にトレーニングを積んでいた仲間でもある中邑真輔(38)は「素晴らしいニュースだ。もう誰も願う必要はない。自分たち自身の目で見ることができる」と自らのツイッターを通じて対戦を熱望。中邑-ブライアンという、さらなる夢の対決を予感させた。