ボクシングのWBC世界ライトフライ級王者拳四朗(26=BMB)が完全決着戦に向け、揺るぎない自信を示した。

 3度目の防衛戦として25日に東京・大田区総合体育館で同級1位の前王者ガニガン・ロペス(36=メキシコ)との再戦を控える。17日には東京の練習拠点となる三迫ジムで練習を公開し「力の差をみせて勝ちたい」と言葉に力を込めた。

 昨年5月に王者ロペスに挑戦した拳四朗は2-0の僅差判定勝ちで王座を奪った。前半でポイントを稼ぎながら、後半に追い上げられる展開に「振り返ると僅差だったというのはある。前回よりも全体的にレベルアップしていると思いますし、自信も実力もついた。すごい差をみせて勝ちたい」と強調。3月に1週間、4月にも10日間のフィリピン合宿を敢行し、ロペス対策としてサウスポーとのスパーリングを150ラウンド消化。父の寺地永会長(54)も「前回よりもはっきりとした決着を示したい」と言い切っていた。