プロボクシングIBF世界ミニマム級王者京口紘人(24=ワタナベ)が肉体的な成長ぶりを証明した。

 20日に東京・大田区総合体育館での2度目の防衛戦を控え、18日には都内で挑戦者のIBF世界ライトフライ級10位ビンス・パラス(19=フィリピン)とともに予備検診に臨んだ。胸囲が初防衛戦だった昨年大みそかのブイトラゴ戦と比較し、3センチアップの93センチとなった。京口は「特別なフィジカルトレをしてきたわけではないけれど数値的も成長している」と満足顔。筋肉量が増えているにもかかわらず、減量は順調で「前回の計量前日は2・0キロでしたが、今回はあと1・8キロです。減量は大変ですけれど、プロなので。当日にベストに持っていけるようにしたい」と口調を強めた。

 初対面した挑戦者よりも5歳年上となる。自らが世界王者であることも踏まえ「決して油断ではないですが、教えてあげようかなと。王者であり、年上なので受けて立つつもり。自分にとって良いキャリアになるはず」とチャンピオンらしい風格を漂わせていた。