毎年恒例のベスト・オブ・ザ・スーパージュニア開幕戦で、新日本加入初戦で鮮烈な白星発進を決めた。

 ノアのGHCジュニアヘビー級王座最多防衛記録保持者の石森太二が、IWGPジュニアヘビー級王者ウィル・オスプレイとの白熱の試合を制して、風雲急を告げそうな初戦白星を挙げた。

 「IWGP王者がこんなもんか。だっせーな」と意気盛んにマイクパフォーマンスしたのは勝利後のマットにて。素早い動きで「空王」オスプレイの空中技に反撃を重ねると、要所で胸囲120センチの筋骨隆々のパワーを見せつけるように暴れた。最後には得意技オスカッターに入ろうとロープから跳んだオスプレイをガッチリ捕獲。そのまま力ずくでブラッディークロスに持ち込んで大ダメージを与え、新日本マットに君臨する英国紳士を葬り去った。

 3月にノアを退団。4日の福岡大会に突如姿を現し、ベスト・オブ・ザ・スーパージュニアの台風の目として注目を集めた。いきなりの「王者対決」を制し、威勢は増すばかり。「何? 戦い終えて? 見ればわかるでしょ? あれがジュニア王者だよ」とさげすむ発言。「俺が結果を出して、誰にも文句は言わせない。それで俺が挑戦してベルトを取る!」と言い残して取材エリアを去った。