大鵬3世、納谷幸男(23)が、デビュー4戦目で思うように動けない自分に怒りを爆発させた。

 セミでW-1の河野真幸(38)と初タッグを結成。ともに190センチを越すツインタワーコンビとして期待を集め、崔領二、KAZMA SAKAMOTO組と対戦した。しかし、場外乱闘でKAZMAに捕まり痛めつけられると、リング上では、河野との合体技もチグハグ。巨体を利したボディーアタック以外は、ほとんど見せ場もなく、試合は河野がKAZMAを抑え勝利した。

 勝ち名乗りを受けた後、KAZMAに襲撃され「オイ、幸男。あんまり調子に乗らない方がいいよ。オイ、幸男。幸男ちゃん。今度、また遊んであげるよ」と挑発された。リングに戻りかけ、セコンドに止められたが、怒りは収まらず「やってやるよ!」と叫び、控室のドアを蹴り上げた。何も出来なかった悔しさもあり、インタビュールームでは「自分に何が足りないのか。結局、試合数が足りない。本当に試合をしなければいけない」と経験の少なさを嘆いた。

 河野からは「うちで練習して、うちのリングでKAZMAをやつければいい」と励まされた。今後は、師匠の初代タイガーマスク、佐山サトルの意向でメキシコで武者修行を行い、実力アップを図る。