6月25日に警察犬にかまれ、全治2週間としていた中邑真輔(38)が15日(日本時間16日)のPPV大会エクストリーム・ルールズでUS王座に挑戦することが発表された。

 王者ジェフ・ハーディ(40)に挑む。カード発表後、中邑は自ら撮影した映像が流れ「なぜジェフ・ハーディは顔にペイントしているのか。ヤツは道化師か。それとも恥ずかしいのか。彼のプライドをひっぺがえしてやるよ。彼のUSタイトルを奪いとるワン」とジョーク交じりに意気込みを口にした。

 中邑は先月25日のベイカーズフィールド大会前に会場付近にいた警察犬に左足をかみつかれて試合を欠場。同25日のオンタリオ大会で予定されていたUS王座挑戦もキャンセルとなった。同29、30日に開催された日本公演のために一時帰国した際には「もう悪夢とした言いようがない。ウソだろって思いましたよ」と振り返っていた。凱旋(がいせん)試合こそキャンセルになったものの「自分に今できることをやる」と2日間ともに松葉づえ、スーツ姿でリングに登場し、サモア・ジョーやWWEヘビー級王者AJスタイルズと絡んで存在感を示していた。