元UFCヘビー級王者で、現WWEユニバーサル王者ブロック・レスナー(40)がUFCヘビー級タイトルマッチを視察し、ライトヘビー級、ヘビー級の2階級同時制覇王者となったダニエル・コーミエ(39=ともに米国)からの対戦要求を口頭で受諾した。

 ネクタイ、スーツのフォーマルな姿で登場し、スティペ・ミオシッチ-コーミエ戦を視察。試合に勝利したコーミエから「長い付き合い」だとオクタゴンに呼び入れられ、対戦を要求された。

 すると怖い笑顔で近づき、そのままド突き「オマエのためにきてやったぜ、臆病者」「オレが受けてやってやるよ」と挑発を返してコーミエと一触即発の状況となり、関係者に制止された。試合後、UFCデイナ・ホワイト社長はコーミエとレスナーの対戦を「必ず実現する」と明言した。

 レスナーは08年にUFCヘビー級王座を獲得した後、10年にヴェラスケスに敗れて王座から陥落後の12年4月にWWEに復帰。16年7月のUFC200大会に電撃参戦してマーク・ハントに判定勝ちしたが、ドーピング検査で陽性となって無効試合に。再びWWEに戻り、17年4月のレッスルマニア33大会でビル・ゴールドバークを下し、ユニバーサル王座を獲得していた。