元WBC世界バンタム級王者辰吉丈一郎(49)の次男でスーパーバンタム級の辰吉寿以輝(22=大阪帝拳)が7日、大阪市内の同ジムで会見し、次戦を7月26日にエディオンアリーナ大阪第2競技場で行うと発表した。スーパーバンタム級8回戦で、9勝(1KO)9敗1分けのオーソドックススタイルの藤岡拓弥(26=VADY)と対戦する。

今回はプロ12戦目。1度は初の日本ランカー戦として同10位内選手との対戦が内定したものの、相手が約3週間前に眼窩(がんか)底を骨折、キャンセルとなった。辰吉は「僕もケガでキャンセルしたことあるんで、仕方ないです。今までと変わらず、左(の手数、使い方)と足(フットワーク)を心掛けてやります。今年中に日本ランカーとやりたいけど、まず目の前に集中。4連続KOで勝ちます」。デビュー12連勝を誓った。

吉井寛会長は「ボクサーとしての力量は確実に上がっている。コンビネーションも練習ではできてきた。試合でもいいパフォーマンスができてるしね。(日本)ランカーとやって、胸を張れるんちゃうかな」。今回は経験値を上げるため、初のサウスポー戦というプランもあった。DNAは徐々に覚醒。日本ランカー戦→ランクを上げて、日本タイトル挑戦-。その未来予想図がリアリティーを増してきた。