元3団体統一ミドル級王者ゲンナジー・ゴロフキン(37=カザフスタン)が4回KO勝ちで再起戦を飾った。

19戦無敗のIBF世界同級8位スティーブ・ロールズ(35=カナダ)と対戦。4回に連打でロープに追い込むと、左フックでキャンバスに沈めた。同回2分9秒、KO勝ちを収めたゴロフキンは昨年9月、現3団体統一王者サウル・アルバレス(28=メキシコ)との再戦で判定負けして以来、約9カ月ぶりのリングだった。これで通算戦績を39勝(35KO)1敗1分けとした。

勝利者インタビューを受けたゴロフキンは「素晴らし気分だ。新しいベビーの気分だ。KOもニューヨークも大好きだ」と笑顔。スポーツ動画ネット配信のDAZNと3年6試合の契約を結んだ後の初試合で圧勝劇を演じ、安堵(あんど)の表情を浮かべた。既に米メディアには今年9月、同じくDAZNと契約するアルバレスとの3度目対決の可能性があると報じられている。「誰もが知っている。ファンは私が次に戦うことを望む選手を知っているさ」と前置きしたゴロフキンは「9月の準備ができている。カネロ(アルバレスの愛称)の準備だ。次の戦いは私たちにとってすごいことになるだろう」と、声を弾ませながらアルバレスとの再々戦を希望していた。