IWGPインターコンチネンタル選手権は、挑戦者の内藤哲也が新王者となった。王者ジェイ・ホワイトをデスティーノで仕留め、33分54秒、フォール勝ちを収めた。

序盤から容赦ない右ひざ攻撃を浴びた。場外で鉄柵攻撃、鎌固め、NTO(内藤タップアウト=裏4の字固め)を浴びてもん絶。さらに敵セコンド外道の介入などもあり、何度も窮地に追い込まれた。ロープを挟んだドラゴンスクリューまで浴び、右ひざは悲鳴を上げる寸前だった。SSS(スナップ・スリーパー・スープレックス)で投げられながらも、すぐに旋回式デスティーノで応戦して局面を打開。リバース式フランケンシュタイナーで動きを止め、最後は3度目のデスティーノでトドメを刺した。昨年9月の防衛戦で敗れていたホワイトへのリベンジに成功。「逆転の内藤」を印象づけた。

ずっと言い続けてきた2冠王者に向けて前進した。内藤は「このベルトを取るだけが目的じゃないからさ。トランキーロ! あっせんなよ。さあ、明日の対戦相手はいったいどっちかな。オレの予想はオカダ。理想もオカダ。さあどうなるかな。しっかりこの目で見てきますよ、アディオス!」とキッパリ。5日の東京ドーム大会のメインで決まっているIWGPヘビー級王者との2冠戦を舌なめずりをしながら待っていた。