ボクシング元WBC世界バンタム級王者山中慎介氏がアンバサダーを務めるGOD’S LEFT同級トーナメント決勝が、28日に東京・後楽園ホールで行われる。27日に都内で前日計量があり、中嶋一輝(26=大橋)、堤聖也(24=角海老宝石)ともに一発でクリアした。中嶋は8勝(7KO)、堤は5勝(4KO)と無敗の大卒経験者対決で、優勝賞金100万円をかけて激闘する。

中嶋は2試合連続1回KOで勝ち上がってきた。大橋会長から3連続KO指令も「たまたま続いただけ。たまたま行った方がきれいに決まる」とニヤリ。「減量もバッチリ。相手の対策は特にしていない。自分のスタイルを磨くだけ」とここは通過点と見ている。

堤は1回戦シード、準決勝は相手がケガで棄権し、昨年4月以来の試合となる。この間に石原トレーナーを追いかけてワタナベジムから移籍した。「準決勝は誤算。中嶋が一番強いと思うが、それを超える。倒されても、最後にリングに立っているのはボク」と気合十分だった。