メインのタッグマッチは拳王(35)、中嶋勝彦(32)組が16分18秒でヴァーティカルスパイクからの片エビ固めで潮崎豪(38)、清宮海斗(24)組に勝利した。

11月22日横浜武道館でのシングルマッチの前哨戦となった今試合。中嶋は潮崎と、拳王は清宮に力の差を見せつけた。

試合後さっそうと会見場に現れた中嶋は「うれしくも何ともない。俺はいたって普通。(潮崎の)勢いがなさ過ぎる。腐ったボロボロのチャンピオン。11・22でぶっ壊してやる」と相手に奮起を促すほど余裕を見せた。8月末にそれまでタッグを組んでいたパートナーの潮崎を「必要としていない」と裏切り、金剛入り。9月のノア最強決定戦『N-1ヴィクトリー2020』で優勝し、ヘビー級王座である潮崎への挑戦権を手に入れた。

拳王はリング上でマイクを取り、先日テレ朝弘中綾香アナと番組で共演し、連絡先を交換するなどしていた清宮に向かって吠えた。「タイトルマッチを2週間後に控えて女子アナと合コンとはえらい余裕だな」。控室に戻っても収まらず「裏で糸を引いている汚ねえ大人たちがやってることだ」と叫んだ。さらに「人を好きなるというのは自然に好きになることだ」と恋愛についてのアドバイスまで浴びせた。前哨戦で圧倒した中嶋と拳王は好調を維持したまま、22日ライバルとの決戦で再び強さを見せつける。