スーパー・ライト級の実力者同士の1戦は、不可思(ふかし、29)が鈴木勇人(30)に2回3分9秒KO勝ちし、再起を果たした。3月に安保瑠輝也、9月に平山迅に敗れて2連敗中だったが、この日は持ち味のラッシュで、鮮やかな逆転勝ちを決めた。

不可思は2回序盤、左ストレートで最初にダウンを奪われた。中盤は不可思が右、鈴木が左のパンチでダウンを奪い合う展開となったが、その後は不可思がラッシュ。最後は右ストレートでフィニッシュした。

前日会見で「第1試合に選んでもらえてうれしい。大会に火をつけたい」と話していた不可思。KO勝ちのリング上で「どうっすか? 火をつけました。(来月の)ケイズフェスタ4のオファー待ってます」と舌も滑らかだった。