20年女子プロレス大賞を受賞したスターダムのジュリア(26)が2年連続の東京ドームで躍動した。朱里とのタッグで、岩谷、中野組に勝利。グロリアスドライバーからの片えび固めで中野を沈め、両手を挙げて大観衆に応えた。「連続出場できたことを誇りに思う。ドンナ・デル・モンドが最強ユニットだと見せつけられた」と笑顔を見せた。

昨年の同大会では、昨年5月に亡くなった木村花さんとのタッグで出場。「ずっとライバルで戦っていくんだろうなって思っていた」。19年に移籍して最初に闘争心むき出しで“出迎え”てくれたのが木村さんだった。「あおり方がすごかった。かみついて来る人が他にいなくて。それがなかったら、孤立していた」。徐々にこの挑発が優しさだと気付き、力になったジュリアは1年間中心選手として活躍した。今年の目標はユニットでのタイトル総なめ。ライバルになるはずだった戦友の思いも背負い、今年も主役であり続ける。

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