ボクシングのWBAスーパー・IBF世界バンタム級王者井上尚弥(大橋)ら新旧世界王者たちがエキシビションマッチに臨むチャリティーボクシングイベント「LEGEND」(2月11日、東京・代々木第1体育館)の対戦カードが3日、発表された。スパーリング形式のエキシビション3分3回(相手未定)に臨む。なお井上のカードは後日発表となる。

まずWBA世界ライトフライ級スーパー王者京口紘人(ワタナベ)が、昨年9月に現役引退した元世界3階級制覇王者八重樫東氏(現大橋ジムトレーナー)と対戦することが決定した。3月に米国に初進出し、3度目の防衛戦を控える京口は「八重樫さんはレジェンド。テレビで見ていてすごいなと思っていました。楽しみにしてください」と言えば、八重樫は「トレーナー、指導者としてボクシングの見方も広がった。現役王者で、3月に米国で世界戦を控える京口選手のトレーニング相手になるぐらいには調整したい」と静かに燃えた。

元ボクシング世界王者-元K-1王者のカードも実現した。元WBO世界フライ級王者木村翔(花形)は、K-1スーパーバンタム級王座を返上し、3月にボクシングデビューを控える武居由樹(大橋)と対戦する。木村は「自分だけK-1ルールみたいなので」とジョークを飛ばし「K-1王者がどのぐらい強いのか興味がある」と意欲満々。プロボクサーのデビュー前ながらも武居は「元K-1ファイターの意地を持って木村選手にぶつかりたい。もし蹴ったりしたら、すみません。今はやっているカーフキックを蹴りたい」とジョークで反応していた。