ニュージャパンカップ(NJC)2回戦は、デビッド・フィンレー(27)がYOSHI-HASHI(38)を破り、初出場で準々決勝に進出した。

序盤こそ、ドロップキックなどで優位に試合を進めたが、その後は終始相手ペース。ドラゴンスープレックスから、かち上げ式ラリアットの後、KUMAGOROSHI…。YOSHI-HASHIの「これで決まったと思った」技をカウント2で何とか返し、ACID DROPで逆転の3カウントを奪った。試合前から「俺の踏み台になる」と挑発していたフィンレーは「言った通りになっただろ」と納得の表情を見せた。

次戦は18日、棚橋を破ったホワイトと対戦する。18年にはIWGP USヘビー級王座に挑戦し、敗れている。「認めたくはないが、30歳以下のレスラーの中では間違いなくトップを張る1人」と警戒した。「絶対に優勝する。今年の俺はひと味違う」。プロレスラーの父を持つ初出場のサラブレッドが、NJCで波乱を巻き起こす。