K-1クルーザー級王者に返り咲いたシナ・カリミアン(33=イラン)が29日、今後の他団体王者から挑戦を歓迎した。前夜のケイズフェスタ4Day2(日本武道館、日刊スポーツ新聞社後援)で、王者K-Jee(けいじ、30)に2回25秒、逆転KO勝ち。この日は都内で一夜明け会見に臨み、次期タイトル戦での希望相手に言及した。

前夜のタイトル戦、カリミアンは1回、2度のダウンを奪われたが、2回に右のバックブロー1発でK-Jeeを撃沈。昨年11月にKOでベルトを奪われた相手に雪辱を果たした。そして、リング上で「キングは俺だ。次は誰だ」とまくしたてた。

この日は、2度のダウンに質問が及ぶと「ダメージは大きくなかった。戻せると思っていた」と強気のコメント。バックブローについては「作戦の1つで、そのタイミングを狙っていた」と会心の一撃を振り返った。

そして、今後については、2年前にリクエストしたGLORY王者との対戦を改めて希望した。「受けてくれるなら、挑戦してもらいたい」とハイレベルの1戦を思い描いていた。