ボクシングの18年全日本選手権バンタム級覇者で昨年6月にプロ転向した村田昴(23)をはじめ、アマ10冠の藤田健児(27)、アマ7冠の中野幹士(25)の帝拳ジム所属3選手が米プロモートのオールスターボクシング社と複数試合契約を結んだと29日(日本時間30日)に米ボクシングサイト「ファイトニュース」が報じた。

マイアミを拠点とする同社のフェリックス“ツト”ザバラ代表(64)は「我々は帝拳ジムの新世代ボクサーを歓迎している。彼らを国際的なスターにしたい」と発表したという。5月7日に米キシミーで試合に臨む予定で、対戦相手などは発表されていない。

正式に試合決定となれば、米国でプロデビュー戦を迎えることになる村田昴は「帝拳ジムでプロのキャリアを続けられることが本当に光栄。国際レベルで自身のスキルを示すことができる。米国で試合することが待ち切れない」と同サイトでコメントしている。

今年3月にプロデビューしたアマ10冠の藤田は試合決定となればプロ2戦目が米国での試合となる。「米国で試合とトレーニングができることに興奮している。自分のプロキャリアにとって大きな経験になる」とコメント。

昨年12月以来となるプロ6戦目のリングが米国になる見通しの中野は「米国進出し、日本のボクシングスターになる準備はできている。世界に私のアイアンフィスト(鉄の拳)を見せられれば」と意気込みをコメントしていた。