前ロウ女子王者アスカ(39)がニッキー・クロスとのコンビで、PPVでの王座戦を控える同王者リア・リプリー、シャーロット・フレアー組を撃破した。

2週にわたって開催されたビート・ザ・クロック戦(2分以内に勝利できなければ負け)で、ともにクロスに破れたリプリーとフレアーから再戦要求が出ると、WWEオフィシャルのアダム・ピアース氏からタッグ戦が提案された。そこにクロスのパートナーとして呼び込まれたのが、前王者のアスカだった。

「私たちに誰もかなわない」と意気込むアスカ、クロス組は、20日のPPV大会ヘル・イン・ア・セルで王座戦に臨むリプリーとフレアーのタッグチームと対戦。大一番を控え、不仲の相手チームに対し、アスカはダンスで挑発しながらヒップアタックでリプリーにダメージを与えた。すると敵2人が場外でもめ出し、フレアーがタッチ代わりに逆水平チョップを見舞ってリプリーと交代するなど一触即発ムードとなった。

アスカがスープレックスやヒップアタック、クロスもクロスボディをリプリーに放って優位に立つと、我慢の限界に達した敵チームは完全に仲間割れ。フレアーが殴り合いからナチュラルセレクションでマットに転がしたリプリーに対し、クロスが3カウントをうばってみせた。試合後、勝利したアスカ、クロス組は解説席の上でダンスを踊って実力をアピール。バックステージでは「よっしゃ! 勝ったぞ! 私たちが王者リア・リプリーを倒したぞ」と興奮気味に喜んでいた。