21日(日本時間22日)に米ラスベガスでWBA世界ウエルター級休養王者マニー・パッキャオ(42=フィリピン)と対戦する予定だった無敗のWBC、IBF世界同級王者エロール・スペンスJr.(31=米国)が左目の網膜裂孔(れっこう)で欠場することが決まった。

興行主となるPBCが10日(日本時間11日)、発表した。興行は予定通り開催され、パッキャオはWBA世界同級スーパー王者ヨルデニス・ウガス(35=キューバ)との統一戦に臨む。

米ネバダ州アスレチック・コミッションによる9日のメディカルチェックでスペンスJr.の左目の異常が判明し、即座の手術が必要になったという。スペンスJr.は自らの公式SNSで「パッキャオと戦うことができなくなり、失望している。みなさんにおわび申し上げたい。3人の異なるドクターのもとに行きましたが、すべて同じことを言われました。勝者となって戻ってくるだろう」と検査結果を受け入れる姿勢を示していた。