約1カ月間、欠場していた「女ボス」サーシャ・バンクス(29)がスマックダウン女子王座戦をぶち壊した。

同王者ベッキー・リンチ(34)-挑戦者ビアンカ・ブレア(35)戦に乱入し、2人ともバックスタバーで襲撃し、優越感に浸った表情でリングを立ち去った。

終盤に挑戦者ブレアが王者リンチを強引に持ち上げ、キス・オブ・デス(KOD=変形フェイスバスター)を狙おうとしていた時だった。突如、リングに現れたバンクスが乱入。コーナーに突き飛ばしたブレアにダブル・ニー2連打を放った後、リンチ、ブレアの順番で次々とバックスタバーをたたき込んで背中に大きなダメージを与えた。

ステージに戻りながら「フライデー(金曜日)のスマックダウンで会いましょ!」と言い残し、リングを後にした。

当初、バンクスは8月22日の真夏の祭典PPVサマースラム大会(米ラスベガス)で当時のスマックダウン女子王者ブレアに挑戦すると発表されていたが、姿を見せなかった。バンクスの代わりに1年間以上産休を続けていたリンチがサプライズで登場し、ブレアに挑戦。秒殺でフォール勝ちしていた。