コスチューム忘れが影響したのかもしれない…。プリンセス・オブ・プリンセス王者の山下実優(26)が、ハーフパンツ姿でメインの試合に登場した。

「試合会場で着替える時に気付いた」という山下は、角田のピンクのハーフパンツを借りて伊藤、渡辺と6人タッグマッチに出場。上半身と膝から下だけが普段の衣装という格好に伊藤からは試合前に「なんか変だよ~」といじられ苦笑いだったが「気合は十分」と激しいパフォーマンスは健在。11月25日後楽園大会でプリンセスタッグ王座に挑戦する瑞希を軽々と持ち上げ、坂崎とは真っ向勝負でぶつかった。それでも違和感があったのか、試合中はずれ落ちそうになるパンツを引き上げるシーンも。20分引き分けとなり「決めきれなかった…」と肩を落とした。

試合後にもいじられ続けた。坂崎からは「コスチューム持って来いよ」と言われた。「パンツ関係ないし」と強がったが、バックステージでは「本当にすみませんでした」と謝罪会見のように深々と頭を下げた。屈辱をバネに11月25日、2冠に挑む。「連携技とか見破られていた部分もあったので、しっかり修正したい」と意気込んだ。「どんな状況になっても私たちは戦う。勝ってベルトを手にするから」。最後は女王らしく力強い言葉で誓った。【松熊洋介】