ボクシングWBO世界スーパーフライ級王者井岡一翔(32=志成)が12月31日、東京・大田区総合体育館で臨むIBF世界同級王者ジェルウィン・アンカハス(29=フィリピン)と王座統一戦の中止が3日、所属ジムから正式発表された。

新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」の急拡大を受けた政府による全世界を対象にした外国人の新規入国を原則禁止していることを受け、同ジムは「政府より発表された水際対策強化による外国人の新規入国停止の方針を受け、また、オミクロン株によるコロナ陽性者が国内でも確認されたことを踏まえ、感染対策強化を優先させ、大会の中止を決定しました」とした。

今後は関係各所との協議の上、感染状況等を見極めながら「あらためて開催日時につき検討いたします」という。井岡にとって12年にミニマム級で日本人初の2団体統一王者となって以来、国内初の2階級での統一王者を目指していた。