日本ライト級4位宇津木秀(27=ワタナベ)が1階級上の前日本王者を下し、プロ10戦目で日本王座を奪取した。

同級1位の前日本スーパーライト級王者鈴木雅弘(26=角海老宝石)と王座を懸けて拳を交え、9回44秒、TKO勝ちで日本王座を獲得。4回に左フックでダウンを奪うと、5回以降も的確なワンツー、強烈な5連打などでロープ際に追い詰めて主導権を握った。9回に攻勢をかけたところでレフェリーストップ勝ち。「日本王座にあこがれていた。まだ実感がないが、取れてうれしいです」と安堵(あんど)の笑みを浮かべた。

埼玉・所沢市出身の宇津来はボクシング経験のある父と、アマチュアでボクシングをしていた双子の兄2人の影響で中学2年から競技を始めた。花咲徳栄高から平成国際大に進み、アマ戦績は85勝(26KO・RSC)25敗の実績を持つ。あこがれは高校とジムの大先輩となる元WBA世界スーパーフェザー級王者内山高志氏で、内山氏が経営するフィットネスジムでもトレーナーを務めている。

アマチュアでは高校総体3位、全日本選手権は2位。17年の全日本社会人選手権で優勝しているものの「今までナンバーワンになれなかった」と振り返る宇津木は「まだまだ弱いですが、もっと強くなって上に行きたい」と抱負を口にした。