ボクシングWBO世界ミニマム級王者谷口将隆(28=ワタナベ)が14日、今春に国内で控える初防衛戦に備えた短期合宿を打ち上げた。

昨年12月に新王者となった谷口は同門の元東洋太平洋スーパーフェザー級王者で現日本ライト級2位の三代大訓(27)らと千葉・袖ケ浦合宿を12日から開始。元自衛隊の寺中靖幸トレーナーのもと体力強化メニューを消化。さらにコンディショニングについての講義も受けたという。

この日午前に終了後、オンラインで報道陣に対応した谷口は「下半身のアジリティー(敏しょう性)は大事やなと思いました。もう1つ進化できるかなと思います。次の試合ではバランスの良さとかみせられるかな」と確かな手応えを口にした。今合宿後には、今春のV1戦に向けて本格的なスパーリングも開始する予定だという。

また昨年12月、ライト級転向後2戦目を終えた三代も今春に次戦を控えている。300メートルダッシュの20本に取り組んだ際、ふくらはぎの痛みを感じたといい、走るフォームの矯正にも取り組んだ。次戦に向けて三代は「世界ランカーとやってみたいです」と対戦相手の希望も口にしていた。