20年に現役引退したWWEの人気スターで「地獄の墓掘人」と呼ばれるジ・アンダーテイカー(56)が22年WWE殿堂入りすることが18日、発表された。22年殿堂者の第1号となる。今年の殿堂入り式典は4月1日にテキサス州ダラスのアメリカン・エアラインズ・センターでスマックダウン大会とともに開催される。

90年の特番サバイバー・シリーズでWWEデビューを果たすと、WWF王座、WWE統一王座、WWFタッグ王座など、ほぼすべての主要王座を獲得。「レスト・イン・ピース(安らかに眠れ)」を決めぜりふ、必殺技のツームストン・パイルドライバー(墓石式脳天くい打ち)を武器に人気スターとなり、WWEが誇る年間最大の祭典レッスルマニアでは21年連続で無敗という歴史的な連勝記録も樹立した。20年にWWEネットワークのドキュメンタリー「アンダーテイカー:ラストライド」に出演し、現役引退を表明。同年11月のサバイバー・シリーズ大会で行われた引退セレモニー「最後の別れ」で現役生活を終えていた。最後の試合は20年4月のAJスタイルズとのボーンヤード戦(墓場マッチ)となった。