メインイベントで平本蓮(23=ルーファスポーツ)に判定勝利した鈴木千裕(22=クロスポイント吉祥寺)が、両手を負傷していたことを告白した。

試合後の取材に応じた鈴木は、両手を氷の袋に当てながら「ちょっと両手を折りましたね」と、1回の打撃で負傷していたことを明言。「自分の威力に骨が耐えられない。骨折しました。めちゃくちゃ痛かったです」と苦笑いを浮かべた。それでも勝利を収め、「試合で骨の1~2本くれてやろうと思っていたのでしょうがない。勝利への代償です」と笑顔で振り返った。精密検査などは今後、受けるという。

対戦相手の平本については「本当に強かった。キックボクサーじゃなくて1人のMMA選手として強かった。予想以上に形が取れなかった」と相手のファイトをたたえた。