WBAスーパー、WBC、IBF世界バンタム級井上尚弥(29=大橋)が史上9人目の4団体王座統一に成功した。

試合後「みなさんありがとうございました。4団体統一王者になりました」とファンに感謝を述べた。井上の一問一答は以下の通り。

-長い道のりだ

この4年間、すごく遠回りをしたような気もしますけど、バンタム級最終章というきょう12月13日。正直このバンタム級のウエートも楽ではない中、しっかりと仕上げて4団体統一という目標に向かって突き進むことができました。そしてこの4団体統一を成し遂げた今、スーパーバンタム級への挑戦を考えています。

-史上9人しかいない4団体統一王座。バンタム級に思い残すことはないか

そうですね。このバンタム級には思い残すことはなく、史上9人目という数字が物語っているこの4団体統一の厳しさ。自分はスーパーフライ級時代から、この目標を掲げてやってきた。団体の垣根もありすごく遠回りしたような気持ちになりましたが、きょう12月13日、最高の1日になりました。

-試合を振り返って

バトラーとの4団体統一。この試合が成立したのもバトラー陣営のおかげ。バトラー陣営に感謝したい

-技術が見せられた試合だった

この試合は長引くだろうと自分も予想していた。dTV、ひかりTVの皆さま(視聴者)には、より多くのラウンドを見せることができて、自分自身長くボクシングができてすごく満足しています。

-2023年に向けて

スーパーバンタム級には今、2人が2団体統一という立場にいる。なかなか挑戦ができる機会もどうかなと思うんですけど、2023年はスーパーバンタム級に上げてトップ戦線に入っていきたい。

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